の暑い時に熱い映画…『鉄男』


最近、僕の中で熱いと言えば、甲子園。いやー、いいよね。好きなものにがむしゃらになる姿。甲子園にだけは、八百長がないと信じたい! 真っ向勝負ってのは快楽だよ。マジで。でもそれってさ、映画にも言えることで、「映画が好きだ! 俺は映画で一人前になりたい!!」とか「俺には言いたいことがある!」ちゅう気持ちが画面からむやみやたらに溢れている作品は、技巧やセンスを置いておいたとしても、なんだかグッとくるんだよね。カッコよく言えば、過去にパンクが人の心を捉えた、みたいな。そういう意味で「鉄男」は熱いよ。一応断っておくけど、この映画、技巧もセンスもあるんだけどね。好みはわかれるだろうけどさ。恥ずかしながら、僕は泣かされちゃったよ。“泣いた”というより“泣かされた”。「エクスタシー!」って感じ? 心のね。