の歴史モノ!映画…『13デイズ』


基本的に歴史映画にはあまり外れが無いっすね。「ラストエンペラー」、「エリザベス」、「スパルタカス」・・・etc。どれも素晴らしい映画であります。
なかでもトラガリが好きなのが「13デイズ」。ソ連によるキューバへのミサイル配備(キューバ危機)を巡る米ソの攻防を描いた作品ですが、描かれているのは米国側からのみ。とはいえ、ソ連の出方を推測しながら次の一手をどうするかといった心理的攻防が実に映画らしく、俳優陣もそれに応える名演を見せてくれます。
空爆だ!」「海上封鎖だ!」とタカ派ハト派の意見が真っ二つのなか、どうやって米国はキューバ危機を乗り越えるのか。もしもタカ派の意見が先行されていれば核戦争に突入し、現在の世界情勢も大きく塗り替えられていたことでしょう。13日の間で繰り広げられる大国同士のせめぎ合いを、エンターテインメントとして楽しめる今日に感謝しながらこれをレコメンドします。