のグッときた恋愛映画…『シャンドライの恋』


ベタな恋愛モノはあまり得意ではないトラガリですが、こういった一癖ある恋愛モノは結構好きです。
アフリカの政治闘争で夫が投獄され、絶望感を払拭させるべくイタリアに渡り医学を学ぶ女(シャンドライ)と、その女を住み込みの使用人として雇った男。寡黙なピアニストの男は、ひたむきに働くシャンドライにいつしか惹かれていき、ついぞ求婚をする。しかし、男の求婚に対して、シャンドライはある言葉を言い放つ。
もうね、せつないっすわ。グッとくるどころのモノでは無いっす。全編を通して、台詞は最小限に抑えられていますが、言葉よりも行動で愛情を示す男と、それを見て何を示しているのか分かっているのに言葉にしない女の、感情と感情が相まってラストのシーンではウルっ。一筋縄ではいかない大人の恋をご堪能アレ。