の突っ込み映画…『シカゴ』


メインキャスト3人はもちろん、脇キャラまで「そりゃないだろ!」な極悪非道ぶりで、破壊衝動が起きたとき観るとスカっとする!レニー・ゼルウィガー扮するロキシーは、体目当ての浮気相手をぶっ殺し、その罪を夫になすりつけて知らん顔。キャサリン=ゼタ・ジョーンズ扮するダンサー、ヴェルマは、恋人と妹の浮気現場を発見して妹を射殺、その後そしらぬ顔でステージへ。リチャード・ギア扮するビリーは拝金主義。裁判では話術で人をケムに巻く汚れ弁護士。刑務所の看守はワイロで扱いを変える不届きモノ。唯一イイ人なのはロキシーの夫だけど「正直者はバカを見る」というカワイそうな役周り。「人を殺してナニが悪いのよ?」と開き直った感じがすがすがしいけど、この時代のアメリカって本当にこんなだったの?もしこの中にいたら、生き抜く自信が全くない!怖いよ〜!