のスゴイ! 音楽映画…『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』


この映画が公開された年のアップリケのナンバー1映画はコレだったわ。もともとはブロードウェイでロングランしていたロック・ミュージカル。これを舞台と同じく、監督・脚本・主演をジョン・キャメロン・ミッチェル(素晴らしい!)が担当し、映画化。アップリケは、とくにロックが好きなわけでもないし、どちらかといえばミュージカルとか苦手なんだけど、この映画はもう最高なの! 何度観たかわからないし、サントラも買っちゃったくらい、この映画の世界観が好きなんだ♪そしてJ.C.ミッチェルが演じるヘドウィグがこれまた魅力的。女に生まれ変わるために性転換手術を受けるんだけど、手術ミスで、彼の股間には1インチ跡が残ってしまうの。それをすぐさま“怒りの1インチ(アングリーインチ)”として歌にしちゃうんだからスゴイ! 逆境にも負けず、愛(片割れ)を探し求める巡業生活の中、パンチのある歌を歌い続けていくの。また、ヘドヴィグが愛する男の1人を若手筆頭株のマイケル・ピットが演じているのにも注目。とにかくパワー溢れる1本よ!