の人生の教訓映画…『十二人の怒れる男』


オイラは酒を飲みながら人と話をするのが好きだ。それこそ朝まで、バカな話、くだらない話、真面目な話、なんでも話す。議論するのも好きだ。意見のやりとりだから、相手の意見を否定しちゃいけないのかもしれないけど、人間だからアツくなることある。この作品の登場人物たちのようにね。十二人の陪審員中、一人だけ無罪の票を投じた男。彼は無罪を確信していたわけじゃなかった。けど、有罪だと決め付けるにはあまりに疑問が多すぎた。疑問は解明されなければならない。人の生死を決めるならなおさらだ。しかし、残りの陪審員はとことん無関心。早く帰ることばっかり考えてる。しかし、怒り、苛立ちながらも次第に真剣に議論を始める。その結果は…。とにかく、真剣に考えること、無関心を装わないこと、感情的になるくらい徹底的に話し合うこと。こんな基本的だけど、大事なことを教えてくれたのがこの作品だったんだよね。