の2004年No.1映画！…『ドーン・オブ・ザ・デッド』

今年最後に紹介する映画がホラー映画でスンマセン。ジョージ・A・ロメロの名作「ゾンビ」のリメイクなので、知ってる人も多いハズ。ロメロ版が好きな人は、この作品キライかもしれないんだけど、別のものとしてみれば、面白いと思うんだよね。特にゾンビの動きが速いところが超怖い。動きの速いゾンビって『28日後...』でも出てきたけど、数が違いすぎるからね。オリジナルでは消費社会への批判的メッセージを感じとれるような作りだったけど、この作品はサバイバルがメインって感じだと思う。気を抜いたら死ぬ！ って感じで、あんまり退屈しないもん。それと、冒頭の主人公が車で逃げる場面（上空からの視点含む）は、まさに終末って感じの雰囲気が味わえてイイね。所々に差し込まれる、世界の異常を伝えるニュースや、家庭用ビデオで撮ったような擦り切れた映像がそれを盛り上げてくれるしさ。さらにタイトルデザインが素晴らしい。粘っこい血でキャスト名とかが現れたと思うと、圧縮空気で吹き飛ばすように消えていく感じが、気持ち悪いのにキモチイイんだな。んでもって、調べてみるとカイル・クーパーがデザインしてた！ いやぁ、やっぱカッコイイわ!!