のグッときた恋愛映画…『ウォーク・トゥ・リメンバー』


ラブストーリーとはもっとも縁遠い感のあるオイラだけど、たまには涙することがあるもんで、それがこの作品。とにかく主演2人がすごく良い。ヒロインのジェイミーを演じるマンディ・ムーアの本職はシンガー。いつもは結構ゴージャスな雰囲気なんだけど、この作品では大変身。前髪がバッチリ揃ったヘアスタイル、スッピン、ダサめの衣装というあんまりイケてない女の子。けど、ひねくれもんのオイラには眩しすぎるほど真剣に生きてる。その理由は、あまりに重いんだけど…。そして、シェーン・ウェスト演じるランドンは、家庭の事情もあってなげやりに毎日を過ごしてる。ジェイミーを見ると「ダサい服!」とか、女友達と一緒になってバカにしてるんだけど、その表情や仕草からは「オレ、本当はこんなこと言いたくないんだよな」って感じを醸し出してるのが上手い。特にジェイミーの方は、男の自分から見てると、「ジェイミーをバカにすんなよ!」って思っちゃうほど不思議な魅力があるんだよね。そんでもってメインテーマ「ONLY HOPE」が作品に超マッチング。思い出すだけで、鼻がツーンとなるってもんですよ。