の春を感じる映画…『AIKI』


春といえば、学生に限らずあらゆる人たちの再出発の季節なんじゃないかと思ったんだよね。この作品には結構再出発の場面が描かれてるんで、ちょうどいいかなって思ってさ。加藤晴彦演じる主人公はプロボクサーとして順調だったんだけど、ある日事故に合って半身不随になっちゃう。自殺しようとまで考え、さらにお姉さんの結婚が、彼の身体のせいで破談になったことを知って、自己嫌悪&落ち込みスパイラル。ある日、不良に絡まれてた女の子を助けようとして返り討ちに合うんだけど、テキ屋の親分に助けられて、そのまま稼業に。で、テキ屋なんで神社の出店をやるんだけど、そこで合気道の奉納演武があって、座ったまま、力を使わず門弟を投げ飛ばす師範を見て、これならオレもやれるんじゃないかって挑戦することから彼の人生は新たに始まる…。使い古された言葉だけど、人生はやり直しがきくなぁと。特にともさかりえ演じる“サマ子”みたいな子が近くにいればなおさらね(自分、惚れました)。最後に石橋凌演じる師範の言葉を。「正しい質問には正しい答えが含まれている。迷うのは、問いの立て方が間違っているからだ」Good Luck!!