のお鍋をつつきながら観たい映画…『リトルトウキョー殺人課』


楽しくて美味しい鍋の時間にシリアスなドラマは似合わないし、複雑な話も理解しにくいからNG。そんなワケで選んだのが今回の作品。この映画、なにがスゴいって徹底的に歪んだ日本描写がスゴい。日本人クラブの名前が「盆栽クラブ」で、その中では顔だけ白塗りの女力士が相撲とってたり、女体盛りがあったりともうムチャクチャ。さらにドルフ・ラングレン演じる日本生まれの刑事の家がスゴ過ぎる。バリバリの武家屋敷なんだけど、部屋には布団がないコタツが置いてあって、おもむろにスイッチを入れる。そんでドルフが一言「すぐ暖まる」だってさ。あのー、コントですか? おまけに庭には五右衛門風呂があるし…。極めつけは家を襲われたドルフが怒りに燃えて着る衣装。裸に妙な陣羽織風なものを着て、「闘魂」と書かれたハチマキを締めてる。しかも、その格好でマシンガン打ちまくり。もう冷汗が出るほど笑える。ケリー・ヒロユキ・タガワ演じる敵のボスの最後もオモロイからぜひ観てみてよ!