の正月ボケに効く映画…『ラン・ローラ・ラン』


「助けてくれ! ボスの金をなくした。見つからないとあと20分で殺される」なんて電話が恋人からかかってきたら、「なんですと!?」と正月ボケした頭もブッ飛ぶハズ。そんな1本の電話で始まる映画がある。それがトム・ティクヴァ監督の「ラン・ローラ・ラン」だ。青天の霹靂(へきれき)の電話で始まり、恋人の命を救うため、町じゅうを走り回るローラ。時にデフォルトされたアニメになり、モノクロになり、早送りされながら、カメラは金を工面するためにひたすら走り続けるローラを追う。テンポのよい音楽、スピード感あふれる展開、そして90分にも満たない上映時間。すべてがいい相乗効果を見せ、斬新でドラマティックな作品に仕上がっている。こう、エアロバイクなどをやりながら観ると、さらに映画の世界にどっぷりハマれるかもしれない。まっ、正月ボケした頭と体に効くこと間違いなし。お試しあれ!!