の雪の日に観たい映画…『やかまし村の春・夏・秋・冬』


これからの公開映画だと、断然「ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女」。クローゼットの奥には雪の世界が広がっているなんてすごーくロマンティックじゃないですか! 雪に閉ざされた世界が舞台ってのも、降り積もる雪をそばで感じながら観るにはピッタリ。とはいえ自然の猛威は半端ではなく、雪をあなどることはできない!! そんなことを感じさせるDVDといえば「やかまし村の春・夏・秋・冬」。大雪の日に学校に通う、人里離れたやかまし村の子供たち。雪はどんどん激しくなって、子供たちは早退して家路へ急ぐ。ところが雪は激しさを増すばかりで、子供たちは村はずれの頑固なおじいさんの家に逃げ込む。映画はユーモラスな雰囲気を漂わせながら、大雪のやかまし村の子供たちの様子を捉えている。だが観ている方は気がきではない。“これって本当の雪なのか?”“まさかロケ?”“こんな小さな子供がこれほどの大雪の中…”などと思わず心配になってしまうのだ。そんなマユゲの心配などよそに物語は冬から春へ、春から夏へと季節を移ろわせていく。観終わると結局のところほのぼの気分になっているのだけど、ドアを開ければ眺めているには美しいけど、その中に飛び込んで行こうとすると困難をもたらす雪が降っている…。
「雪の日こそレンタルではなく、購入したDVDを観るべきだ」としみじみ思うマユゲなのでした。