のこんな嘘をつかれたい! 映画…『グッバイ、レーニン!』


アップリケは、嘘肯定派なんだ。そこに優しさがあればね。今回紹介する映画もそう。ベルリンの壁が崩壊する前の東ドイツで、ある事件がきっかけで昏睡状態に陥った、社会主義に執着する母。ベルリンの壁が崩壊した8ヵ月後、母は奇跡的に目を覚ますが、「ショックは命とり」と医者に宣告され、息子のアレックスは東ドイツの体制が続いている嘘の世界を作り出すの。もうねー、いい息子!「母親を失いたくない」という奮闘する姿が、ユーモアかつ切なく描かれていて、アレックスの気持ちが心に沁みたわ。とくに「偽ニュース番組」での演説シーンではヤラれたね。アップリケ、こんな息子が欲しい〜!優しい嘘をこの映画でぜひ学んでね!