の1人で観るのが怖〜い映画…『クジョー』


愛らしく懐っこい、おまけに利口なセントバーナードが豹変したら? スティーヴン・キングの同名原作を映画化した作品なんだけど、セントバーナード「クジョー」が恐ろしい猛犬と化しちゃう悲しくも恐ろしいお話なの。犬が人をかみ殺すシーンなんてリアルで見ていて鳥肌が立っちゃったわ。まるで人間の血に飢えてる狼みたいなんだもの。時間が経つにつれて変わり行くクジョーの風貌にも恐怖感を煽られるわ。そんな時、たまたまクジョーを飼う車の修理屋に来てしまった母子。この母子の運の悪さは筋金入りなの! なんたって修理屋に到着すると同時に車のエンジンがかからなくなってしまうのよ。ちょっとでも外に出ようとするとクジョーが間髪いれずに襲い掛かってくるし、暑さで子供が憔悴しきってしまうしで絶体絶命のピンチに追い込まれてしまうの。やっぱりお母さんのした浮気が諸悪の根源なのかしらね? 悪いことはできないものね。シンプルなストーリーだけど、シンプルだからこそ迫ってくる恐怖感は強烈よ。ラストまで目が離せない展開になっているし、恐怖の不意打ちを何度も食らっちゃうわよ。犬を飼っている人が一人で見たらきっと大変ね。