の雪の日に観たい映画…『やかまし村の春・夏・秋・冬』


これからの公開映画だと、断然「ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女」。クローゼットの奥には雪の世界が広がっているなんてすごーくロマンティックじゃないですか! 雪に閉ざされた世界が舞台ってのも、降り積もる雪をそばで感じながら観るにはピッタリ。とはいえ自然の猛威は半端ではなく、雪をあなどることはできない!! そんなことを感じさせるDVDといえば「やかまし村の春・夏・秋・冬」。大雪の日に学校に通う、人里離れたやかまし村の子供たち。雪はどんどん激しくなって、子供たちは早退して家路へ急ぐ。ところが雪は激しさを増すばかりで、子供たちは村はずれの頑固なおじいさんの家に逃げ込む。映画はユーモラスな雰囲気を漂わせながら、大雪のやかまし村の子供たちの様子を捉えている。だが観ている方は気がきではない。“これって本当の雪なのか?”“まさかロケ?”“こんな小さな子供がこれほどの大雪の中…”などと思わず心配になってしまうのだ。そんなマユゲの心配などよそに物語は冬から春へ、春から夏へと季節を移ろわせていく。観終わると結局のところほのぼの気分になっているのだけど、ドアを開ければ眺めているには美しいけど、その中に飛び込んで行こうとすると困難をもたらす雪が降っている…。
「雪の日こそレンタルではなく、購入したDVDを観るべきだ」としみじみ思うマユゲなのでした。

の雪の日に観たい映画…『天使のくれた時間』


日常的に雪がいっぱい降る地域の人とは感じ方が違うかもしれないんだけど、都会で雪がしんしんと降る日って、なんだかとっても静かだよね。みんな雪を避けて家で静かにしてるからかな? そんな日はいろんなことを考えちゃうと思うんだよ。家族のことや恋人のこと、今までの自分やこれからの自分についてとか。そんなときにオススメしたいのが今回の作品。ニコラス・ケイジ演じる独身貴族のやり手社長・ジャックが、ある朝目覚めると全く違う人生になってる。その世界では、13年前に彼が冷たく縁を切った恋人と結婚していて、かわいい2人の子供もいる。地位も名誉も金もないけれど、そこには人間らしい生活があった。そんな生活でジャックも感情を取り戻してくるが…。こんな時代だからもちろん仕事は重要だよね。けど、気がつくと仕事しか残ってなかったなんてことになりかねないのも、また事実。自分にとって何が一番大切なのか、少し立ち止まって考えてみるのもいいかもね。