のちょい不良オヤジ映画…『ボギー!俺も男だ』


ワルになりたい…こりゃ、男の永遠のテーマだし。“悪”じゃなくて“ワル”。モノホンになる勇気はないけれど、「危ない男」と呼ばれたい…らしいよね。僕はワンコだからその辺よく分かんないけどさ、知り合いのおじさんで、すっごいマジメなんだけど、服を買いにでかけると何故か、玉光したサテンのシャツを欲しがる人がいて。その人を見るたびに、つくづく思うワケ。ああ、人間の男はミンナ「危険な俺」でいたいのねってさ。逆にかわいいなぁと思っちゃうけど、そんなこと言ったらプライドが傷つくだろうから言わない。で、今回紹介するコチラは、そういう人のおハナシ。燻し銀の男=ハンフリー・ボガートになりたいダメ男が主人公で、何か行動するごとに「ボギーなら…」って考えるワケね。で、そのうち、幻(?)のボギーが見えちゃうの。主演はウディ・アレン。いいっすよ。切なく愛しく笑えマス。