のちょい不良オヤジ映画…『ラスト・ボーイスカウト』


チョイ不良オヤジって、声に出して読むとちょっとおちゃらけな感じがするのは気のせい? やっぱ、すこーし、くたびれた感じの方がカッコイイと思うんだよね、自分は。そんなワケで選んでみたのがこの作品。主演はジャケを見ても、「あんた誰?」って感じがするほど今と印象が違う、ブルース・ウィリス。そんでもって、ハル・ベリーも出てたりしてちょっとビックリした。全然覚えてないや。監督はオイラも大好きなトニー・スコット。で、聞くところによると、この作品の脚本は当時史上最高額だったとか。それにしては酷評されてたなぁ… おもしろいのに。主人公は有能なシークレット・サービスだったんだけど、今は落ちぶれた私立探偵。仕事仲間と自分の女房がデキてたりして家庭もボロボロ。ひょんなことから相棒になるジミーも、妻子を事故で失ってから麻薬と賭博にのめり込んでリーグを追放された元プロフットボーラー。はっきり言って超どん詰まりのこの2人が、自分の人生を取り戻すがごとく事件を追う。くたびれたって、落ちぶれたって、意地はあるぜ! 的なオヤジがカッコイイなぁ。