の「ヒヤっとする映画」…『暴走機関車』


いやぁ、関東甲信越もついに梅雨明けしていい感じだね。でも、代わりに暑さがハンパない。虚弱体質のオイラにはキツ過ぎるよ。こんなときは、冷たいシャワーを浴びてエアコンを寒いほど強くする。その後、唐辛子が鬼のように入ったラーメンを食って滝のように汗をかき、もう一回シャワーを浴びる。するとさっぱりリフレッシュって感じ。あ、でもこれって地球に優しくないね。だったら、この作品を観れば、寒さとアツさ両方味わえていいかも。見どころはなんといっても、ジョン・ボイト扮する脱獄囚・マニーと、狂気の刑務所所長の因縁。それと、異界の乗り物かのような雰囲気を持った真っ黒な機関車。雪に覆われた美しくも恐ろしい世界で、脱獄囚と刑務所所長が立場を超えて、激情マル出しでぶつかる。その舞台となる機関車は、観てると怖いくらい冷徹に、ひたすら鋼鉄の塊として突っ走る。そして迎えるラストは物悲しさを漂わせた感じでいいんだよね。部屋を暗くして観るべし!