の連休映画…『マルサの女』


いやぁ、この9月のプチ連休って嬉しいようで結構ツラい。何でかって言うと、どんどん仕事を前倒ししなきゃいけないから。疲れちゃって、休みはやっぱりグータラしたい! そんなわけで紹介するのが、故・伊丹十三監督の「女」シリーズ。「マルサの女」 「マルサの女2」 「ミンボーの女」 「スーパーの女」 「マルタイの女」の5作があるんだけど、自分的に一番好きなのは「スーパーの女」。やっぱり、他の題材と違って一番身近な話題だからね。大型店の激安トリック、生鮮食品のリパック、赤いライトによる肉の新鮮度偽装、商品の横流しとか、不正を次々に描くんだけど、なんかこれが予言的でさ。この作品の公開から数年を経た2000年代の日本で、企業の不正が山ほど出てきて大問題になったじゃん? この頃には、その芽があったんだなぁとか思ってね。他のもそうだけど、伊丹作品ってリアリティとエンターテインメントのバランスが絶妙だと思うんだよね。だから、連続で観てもきっと飽きないと思うな。