のちょいエロ映画…『ジョゼと虎と魚たち』


以前も違うテーマでアップリケが紹介したこの作品だけど、今回のテーマにもけっこう合ってるんじゃないかと思うワケで。じゃあ、なぜ“ちょいエロ”なのかというと、話題になった池脇千鶴の初脱ぎが理由じゃあない。もちろん、ジョゼと恒夫のラブシーンもエロティックではあるのだが、ちょっと不思議な感じもして“エロ”って感じじゃない気がする。それにこの作品の池脇千鶴はなんだか初潮を迎えたての中学生みたいで、なんか生々しすぎる。言うなれば牛乳を飲むとヒゲが出来そうな女の子といった感じだ。それよりもリアルなエロさがあったのは、上野樹里とのラブシーン。いかにも大学生が部屋でエッチしてる感じが良くわかるし、このシーンでは音やBGMがないので唇同士が触れ合う艶めかしい音がまる聞こえなんだよね。誰でも自らの経験を思い出してしまうんじゃないだろーか。人の記憶や思い出に問い掛けるエロさだ。もっと驚いたのは当時、上野樹里は17歳だったらしい。うーん、高校生とのラブシーンとは思えなかったなぁ。