の愛すべきB級映画…『ニューヨーク1997』 『エスケープ・フロム・L.A.』


どんな作品がB級かっていうのは主観的なものだと思う。でも、B級臭を香ばしく漂わせている作品って確かにあるよね。今回の作品もそんな感じでさ。だって、見てよこのカート・ラッセルの面構え! どうだ! ってばかりのB級感でしょ? もうカッコ良すぎだから。両作品で彼が演じる眼帯のアンチ・ヒーローがスネーク・プリスケン。「ニューヨーク1997」では、ニトロを埋め込まれて24時間制限の大統領救出、「エスケープ・フロム・L.A.」では、ウィルスを注入されて解毒剤と引き換えに新兵器の奪還と、なんだかスゴイのか、学習してないのか、お人好しなのかわからない兄貴だ。それと、2作ともアメリカの代表的な都市が監獄島になってるとこがおもしろい。え? ロスは島じゃないって? なんとこの作品の中では'00年に起きた大地震陸の孤島と化しているのだ! そんでもってピーター・フォンダ演じるサーファーが津波に乗ってたりするんだよね。ああ、オモロイ。