の温故知新映画…『めぐり逢い』


会社の受付にクリスマス・ツリーが飾られているのを見て「そうかー、もうそんな季節かぁ」としみじみ思ったまゆげが席に戻ると、今回のお題の案内が。すると頭にパッと浮かんだのがこの「めぐり逢い」だった。豪華客船で出会ったケーリー・グラント演じるニッキーとデボラ・カー演じるテリー。恋に落ちた2人だったが、いろいろしがらみがある。そこですべてにカタをつけ、エンパイアステートビルで再会することを約束し、2人は別れてしまう。これで2人が再会してめでたしめでたしでも、恋愛物語としてもちろん成り立つ。でもそうじゃないひとひねりが、たまらなくいいんだなぁ。“なぜニッキーが待つ屋上に、テリーは来ないのか!?”とやきもきして、その後の展開に涙・涙・涙。なんとなく韓流ドラマの原点をも感じさせる、乙女心をきゅんとさせるラストが待っているわけだよ。しかもその舞台がクリスマスときている! 映像とかね、すんごいレトロなんだけど、込み上げる感動は今の時代に充分通じるぐらい新鮮。まぁそーゆうわけだから、今年はクラシック・クリスマスということで、この「めぐり逢い」を見て素敵なイブをお過ごしあれ!