のドイツW杯記念! サッカー映画…『アザー・ファイナル もうひとつの決勝戦』


いやぁ、いよいよ今週始まるね、W杯。4年前の日韓共同開催のときには、もうホントお祭り騒ぎで楽しかった! なんていうか、日本の勝敗も気になったけど、サッカーをやったり観たりすることの楽しさをすごく感じられたよ。今回紹介する作品も、そんなサッカーに対する純粋な楽しさを感じることができるドキュメンタリー映画なんだよね。2002年のW杯、横浜で行なわれた決勝戦の6時間前、世界最下位を決定するもう一つの決勝戦が行われていた。出場国は険しいヒマラヤ山脈の奥地にある国・ブータンと、カリブ海の島国・モントセラトブータンは平地が少なく、モントセラトは火山の噴火で島の半分が避難と、どちらもサッカーをするには厳しい環境。当然、技術は低いんだけど、選手たちは純粋にサッカーを楽しんでいるし、観客も大喜び。そこには、ただ勝敗のみを競うサッカーとは違う楽しみがあったし、過度な商業主義に毒されてもいなかった。それは、この大会で使われたボールによく表されている。純白の珍しいボールで、広告に侵されていないことを表現するとともに、純粋さを表してるんだよね。この作品を観たあと、W杯を見ると少し違った視点で見られるかもしれないよ。