の今年の目標にしたい映画…『僕らはみんな生きている』


目標っていっても取り立てて特別なことはないんだよね。とにかく一生懸命働いて、いい暮らしができるようにがんばって、なにがなんでも生きていくって感じ。今回の作品の主人公たちも、最初はそう思ってたんだろうけど、状況ははるかに過酷なようで…。サラリーマンの4人が出張で東南アジアのタルキスタン王国へ。ところが、帰国寸前に現地でクーデターがぼっ発。彼らは、市街戦をくぐり抜け、ジャングルの中へ逃げ込む。しかし、過酷な逃避行のなかで、仲間の1人がゲリラに捕らえられてしまい…。真田広之岸部一徳嶋田久作山崎努といった面々が、まさに日本のサラリーマンといった感じの濃ゆ〜いキャラクターにピッタリ。彼らはけっこう嫌味な部分もあるんだけど、共感してしまう部分も多々あり。特にクライマックスの真田広之の啖呵(たんか)は、ちょっとジーンときてしまう。みんな一生懸命生きてるんだなぁって思うよ。