のドイツ映画…『トンネル』


ベルリンの壁が'89年11月に崩壊してから、16年。東西ドイツの統一がなかったら、今年のW杯がドイツで行なわれることは、なかったかもしれない。この壁の崩壊により、分断された国が1つになった。また、アメリカとソ連を筆頭にした国々の、冷戦終結をもたらした。そして東欧諸国でいくつもの革命を生み出すきっかけとなった。20世紀を語る上で、欠かすことができない「ベルリンの壁」。その壁が東西ドイツの国民に暗い影を落としていた時代に起きた実話を元に、映画化された作品が「トンネル」である。西側の工場の地下室から伸びた、145mのトンネル。それは東側から29人の人々を救い出すために作られた、1本の“生命線”だった。愛する人や家族を救うために、命懸けでトンネルを掘り、決行された脱出作戦。それを阻止しようと暗躍する東ドイツ国家保安局。はたして全員が無事に逃げ延びることができたのか…?現在の平和なドイツが生まれる前に、どんなできごとがあったのか、勉強したい人はこのDVDをチェックしてみよう!