のドイツ映画…『カリガリ博士』


今回のW杯の開催国・ドイツ。第2次大戦のナチスや、東西冷戦の象徴と言われたベルリンの壁とかで、ある程度知ってたりするけど、映画となるとあんまりわかんないよね。特に最近の映画となるとさ。そんなわけで今回紹介するのは、'19年に製作された作品。時代的には第1次世界大戦が終結して間もない頃だから、もちろん白黒で音声もないサイレント映画。けれど、物語の結末が当時としてはものすごいインパクトがあって、後の時代にすごく影響を与えた映画なんだよね。祭りにやってきて、見世物小屋を開いたカリガリ博士夢遊病者チェザーレ。町の若者フランシスとその友人アランはそこでチェザーレに未来を占ってもらう。すると、アランが夜明けまでに死ぬというのだ。彼は驚いて警察に捜査を依頼したが、予言どおり何者かに殺されてしまった。はたして犯人は? カリガリ博士とチェザーレは一体何者なのか? そこには衝撃の結末が待っていた!観終わったあと、どこかで聞いたことがあるストーリーだと思うかもしれない。けど、それもこの映画によって切り開かれたものだってことに納得すると思うよ。