のザ・青春映画…『卒業白書』


トム・クルーズ主演の「卒業白書」は、“青春白書”と言いかえてもいいほど、少年と青年の狭間にいる主人公の煩悩に溢れた映画である。まだアイドル的な売出し方をしていたトムも、この作品の中ではかなりはじけまくり。特に下着に靴下という姿でダンスを踊るトムに注目だ。ハリウッドの頂点に立つトムが、こんな姿であんなことをしていたなんてと、かなり驚けるし、笑ってしまう。本人もこのシーンを観ることがあったら、「はっはっ、あの頃は若かったからね」と苦笑しそうである。まっ、青春なんて、今振り返ればとても気恥ずかしいことだったり、若気の至りそのものであったりするわけで。そんな気持ちを観る者に感じさせる映画は、みんな青春映画だとマユゲは思っていたりします。そのような青春映画の代表として、「卒業白書」、挑戦してみてくだされ。