のかわいくないけど、憎めないキャラ映画…『ポーラー・エクスプレス』


ロバート・ゼメキス監督が、“パフォーマンス・キャプチャー”を用いて、あくまでもアニメーションで実写のような映画を作ることにこだわった作品が、本作「ポーラー・エクスプレス」。トム・ハンクスが1人5役に挑んだ意欲作としても知られているが、主人公の子供をはじめ登場するキャラクターの表情が、“なんだか怖い”ことでも有名だ。リアリティを追求した気持ちはわかるが、「ニコッ」という子供の笑顔が、「ニタ〜リ」と笑っているように見えてしまい、決してカワイイとは言い難い。でもストーリーはクリスマスを舞台にしているし、背景の美しさやファンタスティックな設定のおかげで、そのなんとも言えない表情の子供たちも、「まぁいいか」と思えてしまうところが、この映画の不思議な威力。まさに可愛くないけど、憎めないキャラなんじゃないかなぁとマユゲは思う。未見の方は、ぜひご覧あれ!

のかわいくないけど、憎めないキャラ映画…『バッドサンタ』


ちょっと季節外れでゴメンナサイ! もうすぐ8月という時に、今回アップリケが紹介するのは、「バッドサンタ」。このバッドサンタ=ウィリーっていうのが、最低だけどどうにも憎めないキャラなのよ。夢のあるサンタクロースとはほど遠い、デパートで働くサンタクロースのウィリーは、子供の前で容赦なく酒、金、女にだらしない姿をさらけ出す、ダメダメ・サンタ。でも、偽善っぽく子供と接してないところや、人の目を気にせず自由気ままに生きている姿が、なぜか憎めないんだよねー。また“最低なサンタクロース”っていう設定が、ひねくれてるアップリケのツボにハマッたわ。ハマッたといえば、ビリー・ボブ・ソーントン。「ウィリーはもしや素のビリー?」っていうくらい、今まで彼が演じたどの役よりもハマリにハマってたわね! ストーリーも上手くまとまっていたし、フツーが好きじゃない人にはオススメよ!

かわいくないけど、憎めないキャラ映画

みなさんの周りには、“なぜか憎めない人”って、いない? 映画でも誰もが認めるかわいい子じゃないけれど、憎めないキャラクターがけっこういるよ! ということで、今週はリコメンド一家の「かわいくないけど、憎めないキャラ映画」をリコメンド!
今週のお題「かわいくないけど、憎めないキャラ映画」

の大好きコミック映画…『はいからさんが通る』


ハーイ♪ ビキニよぉ〜♪ 新しい水着買ったの! そして軽く肌を焼いてみたのよ? どう似合うかしら? 女の子ってこういう楽しみがあるから辞められないわよね。あ、そうそう! ビキニどうしてもしたい格好があるのよね。それがこの映画に出てくる南野陽子扮する花村紅緒のハーフブーツに袴! 最近はコミックから映画化されている映画が多いイメージだけど、昔もたくさんあったのよね。ビキニは子供のころ再放送のアニメで「はいからさんが通る」を見てたんだけどもう大・大・大好きだったのよ。特にOPテーマとEDテーマは今でも覚えているぐらい大好きなの。紅緒のお転婆さや忍のカッコよさに子供ながらに惚れ惚れしたわ。そんな中、これまた当時好きだった南野陽子主演で映画化されたのよ!映画館まで行って観たわよ! 伊集院忍は阿部ちゃん! アニメ同様めっちゃカッコよかったわ。大人になってからコミックも読んだけど、子供のころの思い出ってやっぱり強烈なのか、私の中ではアニメ&映画の「はいからさんが通る」が一番なのよね。気になる人はコミック→アニメ→映画と全部チェックよ★

の大好きコミック映画…『忍者ハットリくん』


藤子不二雄A原作の人気コミック「忍者ハットリくん」が、SMAP香取慎吾主演で実写映画化された。タイトルロールで飛び交う手裏剣の映像からして気合いが入っており、どうもお子様だけが楽しむ映画ではない様子。TVアニメ版を楽しんでいた世代は、すでに社会の中核を担う年齢になっている。それらの世代が「ハットリくん? 懐かしいなぁ。しかも実写版か。どれ見てみるか」となった時にも、十分見応えのある作りになっているのだ。そして忍者であるハットリくんは修行の一環で現代の江戸に来ており、「主以外の者には姿を見せてはならない」という制約があるため、自分の姿を隠すために四苦八苦。その姿が観る者の笑いを誘う。またコミックとは無関係に、ハットリくんスパイダーマンさながらに街を飛び回ったり、マヨネーズに興味津々だったり、映画が作られた時代背景も上手く反映されている。幅広い世代が楽しめる作りになっており、夏休み、家族で観るにもおススメの1本だ。

の大好きコミック映画…『CASSHERN』


コミックというか、TVアニメだけど…パッと頭に浮かんだのは「CASSHERN」ね。「映像はスゴイけど映画としてどうなんだ」とか「●●さんの曲のプロモ映画だ」とか賛否両論激しく交わされてたわけだけど、アップリケ的には全然アリだったわね。映画って、どんなに駄作でも必ずひとつくらいは見どころがあるっていうのが持論なんだけど、この映画でいうと「キャシャーンがやらねば誰がやる」というキャッチとあの音楽だけで、すごく観る気をそそられてしまい、DVDでも観ちゃった。確かに内容はちょっとわかりづらいけど、単なるヒーローものではなくて悲劇のヒーロー的な部分とかの原作のテイストは出てたしね。小説なんかもそうだけど、漫画を原作にしたものっていうのは熱狂的なファンの方とかからはどうしても辛口の意見が出ちゃったりするものよね。でも、全く別物の“映画”として観れば、意外と新しい発見なんかもあったりするから、そこもまた原作もののイイところじゃないかしら。ちなみに、今後の期待作としては「ゲゲゲの鬼太郎」の実写化がすごく気になる今日この頃…。

大好きコミック映画

最近の邦画界は、「NANA」「ハチミツとクローバー」など、人気コミックの映画化が流行っているようだよね。以前、「漫画を実写化した映画」をリコメンドしたけれど、ほかにもまだまだあるぞ!! ということで、今週はリコメンド一家の「大好きコミック映画」をリコメンド!
今週のお題「大好きコミック映画」