歴史的人物映画

全世界同時公開で話題の映画「ダ・ヴィンチ・コード」。予想通り、全米でも日本でも初登場1位になったようだね。実在した人物がキーマンとなる映画はリアリティがあって本当に面白いよね。ということで、今週はリコメンド一家の「歴史的人物映画」をリコメンド!
今週のお題「歴史的人物映画」

の歴史的人物映画…『ノストラダムス』


まさに数年前、過剰なほどブームになったものの、その後全く耳にすることがなくなった歴史的人物――ノストラダムス。一時期はかなりオカルトよりに描かれていた彼を、1人の人間として描いた作品が、この「ノストラダムス」である。医学に強く、その時代信じられたできごとに意義を唱える姿は、どことなくレオナルド・ダ・ヴィンチを彷彿させる部分も。彼の予言のかずかずは多くの人が知っているが、ノストラダムスの人となりは案外知られていない。この作品を観ると、彼の生い立ちや信念がどんなものだったのか、なんとなくわかるかもしれない。未来とおぼしき異空間を、突然目の当たりにしたノストラダムスが願ったことは、“人類の平和”だったのだなぁと感じさせてくれる1本である。

の歴史的人物映画…『パッション』


いやぁー、大ヒットしてるね「ダ・ヴィンチ・コード」。もちろんフィクションだけど、あの歴史上の人物を引き合いに出して、現実性を高めるようにみせてるのは上手いと思う。その「ダ・ヴィンチ・コード」の中で、重要なファクターの1つがイエス・キリスト。おそらく世界中でもっとも知られた人物(神か?)の1人だと思うんだけど、キリスト教圏以外に住む人たちは、その生涯とか、行ないをあんまり知らないと思うんだよね。「ダ・ヴィンチ〜」を観てキリストに興味を持った人は、今回紹介する作品で知ることができると思うよ。イエス・キリストの処刑までの12時間をリアルに描いたこの作品では、拷問シーンがリアル過ぎて、米国公開時には女性観客が心臓発作で死亡したっていう逸話付き。監督は俳優メル・ギブソンで、30億円の私財を投じてこの作品を製作。彼は筋金入りの超伝統的カトリック教徒らしいからね。日本だとあんまり考えられないけど、信仰の力って、良い意味でも悪い意味でもスゴいなぁって思ったよ。

の歴史的人物映画…『ジャンヌ・ダルク』


話題の「ダ・ヴィンチ・コード」、ビキニはもう見たわよー! 面白かったわ。普通に謎解きミステリーとして楽しんじゃったけど、キリスト教信者の人たちにとってはやっぱり冒涜にあたるのかしら? 難しい問題よね。欧米諸国の人たちが感じるようにはきっと観れないけれど、物語としては最高だと思うわ。そういう意味ではこの「ジャンヌ・ダルク」も同じかしら? ビキニこの映画を観るまでは、ジャンヌが神の啓示を受けて戦場に出たって知らなかったのよね。十代の女の子が戦場に出て戦うなんて本当にすごいことだと思うの。それなのに見事な勝利を収めたジャンヌはその後、宗教裁判にかけられ火刑の罪に! 宗教って形をかりて邪魔な人物を消そうっていう魂胆が気に食わないわ! でも残念なことに、いつの時代も宗教と権力は切っても切れない仲なのよね…。