のドイツ映画…『Uボート』


ドイツ映画といえば「Uボート」。これが、まず頭に浮かぶわね。この映画は、第2次大戦下に基地を出航したドイツの潜水艦U-96の過酷な戦いを描いた戦争ドラマで、潜水艦という閉ざされた空間を駆け巡る自在なカメラワークと緊張感溢れるストーリー展開が見所となっているわ。「またか!」っていうくらいトラブルが続出するから、観ているさいちゅうはハラハラドキドキしっぱなし。そのドキドキの展開のあとに訪れるラスト・シーンでは、“戦争”っていうものを改めて考えさせられてしまったわ。監督はウォルフガング・ペーターゼンという人なんだけど、'00年にはジョージ・クルーニー主演の「パーフェクト ストーム」、最近では「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク「ポセイドン」の監督を務め、相変わらず閉鎖された空間での海の男たちを描いているわよ。新作「ポセイドン」で、ひとまず“海シリーズ”は完結するらしいわ。日本では、今週末(6月3日)から公開されるので、こちらもぜひぜひチェックしてみてね!

のドイツ映画…『トンネル』


ベルリンの壁が'89年11月に崩壊してから、16年。東西ドイツの統一がなかったら、今年のW杯がドイツで行なわれることは、なかったかもしれない。この壁の崩壊により、分断された国が1つになった。また、アメリカとソ連を筆頭にした国々の、冷戦終結をもたらした。そして東欧諸国でいくつもの革命を生み出すきっかけとなった。20世紀を語る上で、欠かすことができない「ベルリンの壁」。その壁が東西ドイツの国民に暗い影を落としていた時代に起きた実話を元に、映画化された作品が「トンネル」である。西側の工場の地下室から伸びた、145mのトンネル。それは東側から29人の人々を救い出すために作られた、1本の“生命線”だった。愛する人や家族を救うために、命懸けでトンネルを掘り、決行された脱出作戦。それを阻止しようと暗躍する東ドイツ国家保安局。はたして全員が無事に逃げ延びることができたのか…?現在の平和なドイツが生まれる前に、どんなできごとがあったのか、勉強したい人はこのDVDをチェックしてみよう!

のドイツ映画…『カリガリ博士』


今回のW杯の開催国・ドイツ。第2次大戦のナチスや、東西冷戦の象徴と言われたベルリンの壁とかで、ある程度知ってたりするけど、映画となるとあんまりわかんないよね。特に最近の映画となるとさ。そんなわけで今回紹介するのは、'19年に製作された作品。時代的には第1次世界大戦が終結して間もない頃だから、もちろん白黒で音声もないサイレント映画。けれど、物語の結末が当時としてはものすごいインパクトがあって、後の時代にすごく影響を与えた映画なんだよね。祭りにやってきて、見世物小屋を開いたカリガリ博士夢遊病者チェザーレ。町の若者フランシスとその友人アランはそこでチェザーレに未来を占ってもらう。すると、アランが夜明けまでに死ぬというのだ。彼は驚いて警察に捜査を依頼したが、予言どおり何者かに殺されてしまった。はたして犯人は? カリガリ博士とチェザーレは一体何者なのか? そこには衝撃の結末が待っていた!観終わったあと、どこかで聞いたことがあるストーリーだと思うかもしれない。けど、それもこの映画によって切り開かれたものだってことに納得すると思うよ。

のドイツ映画…『飛ぶ教室』


ドイツといえばビールとウィンナー! 以上! ってな感じのビキニです。ドイツ映画なんて観たことないんじゃないかしら? なんて思ってたら、唐突に思い出したわ! オシャレフレンドに連れられて観にいったこの映画のことを。原作は児童文学の巨匠と言われているエーリヒ・ケストナー。心がほっこり温まる良い映画だったわ。寄宿学校が舞台なんだけど、そういうところにドイツというか、ヨーロッパの匂いを感じるわよね。この寄宿学校の生徒たちが偶然見つけた芝居の台本「飛ぶ教室」をクリスマスの発表劇で上演しようと計画するんだけど…。全体的によい雰囲気の映画で最後には感動するんだけど、この発表劇自体が微妙なのよねぇー。そこだけが残念!